Carebara yamatonis Terayama, 1996
マイナーワーカー
メジャーワーカー
女王
雄
ギャラリー
分布と生息環境
真鶴岬にて採集。やや硬めな泥の塊の中にコロニーを形成していました。女王個体も保有しています。
真鶴岬にて採集。やや硬めな泥の塊の中にコロニーを形成していました。女王個体も保有しています。
西表島で採集しました. 腹柄節下部突起がよく発達しています.
以下3枚は同個体
西表島で採集.
寺山 守, 久保田 敏, 江口 克之. 2014. 日本産アリ類図鑑. 朝倉書店.
関東の平野部で採集.
寺山 守, 久保田 敏, 江口 克之. 2014. 日本産アリ類図鑑. 朝倉書店.
本音を言えば少しだけ自信がないです.
ご同定あればご指摘ください.
日本産のオオズアリ属の中でもっとも小型の種. 前胸と中胸が融合して単一の隆起を形成していることが特徴. マイナーワーカーの頭部後縁の形状, メジャーワーカーの頭長に対する, 触角柄節や頭幅の相対的な長さなどで同属他種と区別できる. 東京大学の土畑先生から西表島で採集されたサンプルを提供していただきました.
採集:東京大学 土畑 重人 先生
採集:東京大学 土畑 重人 先生
採集:東京大学 土畑 重人 先生
採集:東京大学 土畑 重人 先生
朽木中に営巣. 本コロニーは西表島で採集.
寺山 守, 久保田 敏, 江口 克之. 2014. 日本産アリ類図鑑. 朝倉書店.
西表島の個体.
頭盾前縁中央のくぼみ, 針状で長い前伸腹節刺, 腹柄節丘部後縁の角ばり, 12節の触角から, オオシワアリ(Tetramorium bicarinatum)かキイロオオシワアリ(Tetramorium nipponense)と判断できる. 体色からオオシワアリであると予想されるが, 額隆起縁上の立毛がやや長いため(キイロオオシワアリは長い), 同定は控えたい. 腹柄節丘部後縁の形状についてもキイロオオシワアリと類似しているように見えた. またオオシワアリ, キイロオオシワアリともに多女王制であるが, 採集した2コロニーとも単女王であったことから, 生態学的特徴も本土のそれらとは異なるものと予想される.
隠蔽種であるかどうかについては専門ではありませんので, 心得のある方はご教授いただけますと幸いです.
こちらも同種であると思われる.
朽木中に生息, 西表島にて採集.
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イカリゲシワアリの美しい標本写真を撮影しました. 本種は単為生殖をするシワアリとして知られています. 関西学院大学の北條先生から西表島で採れたサンプルを提供していただきました.
頭盾前縁中央のくぼみ, 針状で長い前伸腹節刺, 腹柄節丘部後方のなだらかな下降, 豊富な体毛で同属他種と区別できる.
採集:関西学院大学 北條 賢先生
朽木中に生息, 西表島にて採集.
アミメアリにはチーター系統という大型個体の系統がある(Dobata et al., 2009)。チーターには単眼が見られる(下写真)。チーターは通常の協力的な系統とともに生活し、基本的には産卵以外のタスクに従事しない(Dobata&Tsuji, 2009; Tsuji&Dobata, 2011)。
全国的に普遍的に見られる.
Dobata S, Sasaki T, Mori H, Hasegawa E, Shimada M, Tsuji K (2009) Cheater genotypes in the parthenogenetic ant Pristomyrmex punctatus. Proceedings of the Royal Society B, 276(1656): 567–574.
Dobata S, Tsuji K (2009) A cheater lineage in a social insect: Implications for the evolution of cooperation in the wild. Communicative & Integrative Biology, 2(2): 67-70.
Tsuji K, Dobata S (2011) Social cancer and the biology of the clonal ant Pristomyrmex punctatus (Hymenoptera: Formicidae). Myrmecological News, 15: 91–99.
近いうちに標本写真も撮影します.
タカサゴアシナガアリの標本写真と, 美しい生体写真を撮影しました.
西表島で普遍的に見られる.