納富祐典/Notomi Yusuke, 博士課程, DC1

研究分野

アリの認知行動, 視覚定位行動, 神経・形態学的解析

所属

東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系 土畑研究室 博士課程
東京大学 先端科学技術研究センター 交流研究生

その他の所属組織

日本比較生理生化学会(2022-2023 編集委員会委員, 2024-2025 評議員)
日本比較生理生化学会 若手の会 現代表(代表 2023-2025, 編集 2022-2023)
日本動物学会
日本動物行動学会
日本生態学会
日本蟻類研究会
東京大学 先端教育アウトリーチラボ(AEO)
行動進化生態こまば教室 世話人(2023-)

来歴

2017年 3月 市川学園 市川高等学校 卒業
2021年 3月 東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 卒業
2023年 3月 東京理科大学大学院 理工学研究科 応用生物科学専攻 修士課程 卒業
(2020 – 2023年 東京大学 先端科学技術研究センター 神崎研究室 交流研究生)
2023年 4月 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系 博士課程 入学
(2023 – 2024年 東京大学 先端科学技術研究センター 並木研究室 交流研究生)
2023年 4月 日本学術振興会 特別研究員DC1

主な出版物

  1. Yusuke Notomi, Tomoki Kazawa, So Maezawa, Ryohei Kanzaki, Stephan Shuichi Haupt (2022) Use of visual information by ant species occurring in similar urban anthropogenic environments. Zoological Science 39 (6): 529-544.
    DOI: 10.2108/zs220035 | ResearchGate
  2. 納富祐典 (2023) アリ科 Formicidae における昆虫種普遍的な視覚反応の包括的な種間比較および文脈依存的な行動の多様性. 東京理科大学大学院 修士論文 1-146.

受賞

  1. 日本比較生理生化学会 第44回大会 発表論文賞 会長賞(2022)
  2. 日本比較生理生化学会 第45回大会 発表論文賞 大会委員長賞(2023)
  3. 日本比較生理生化学会 第46回大会 発表論文賞 会長賞(2024)
  4. Best Student Paper Award, The 8th International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics 2024, *Hayayo M Yamanouchi, *Yusuke Notomi, Ryoya Tanaka, Shumpei Hisamoto, Shigeto Dobata (2024)

研究発表

  1. Yusuke Notomi, Tomoki Kazawa, Stephan Shuichi Haupt, So Maezawa, Ryohei Kanzaki (2021) Beacon aiming test of six syntopic ants. 日本比較生理生化学会 第43回札幌大会 P2-30.
  2. 納富祐典, 加沢知毅, 前澤創, 神崎亮平, 並木重宏, Haupt 周一 Stephan (2022) アリ視覚定位行動における包括的な種間比較. 日本動物行動学会 第41回大会 福岡 1A1800
  3. Yusuke Notomi, Tomoki Kazawa, So Maezawa, Ryohei Kanzaki, Shigehiro Namiki, Stephan Shuichi Haupt (2022) Species-specific diversity and multi-modal modulation of beacon aiming in ants. 日本比較生理生化学会 第44回高知大会 PA-18 会長賞
  4. 納富祐典, 加沢知毅, 前澤創, 神崎亮平, 並木重宏, 土畑重人, Haupt 周一 Stephan (2023) 提示された水刺激に対するアリの意思決定戦略. 日本動物行動学会 第42回大会 V-05 京都大学
  5. Yusuke Notomi, Tomoki Kazawa, So Maezawa, Ryohei Kanzaki, Shigehiro Namiki, Shigeto Dobata, Stephan Shuichi Haupt (2023) Decision-making on land and water in ants. 日本比較生理生化学会 第45回大阪大会 P1-39 大会委員長賞
  6. Yusuke Notomi, Shigehiro Namiki, Ryohei Kanzaki, Shigeto Dobata, Stephan Shuichi Haupt (2024) Species- and situation-dependent variations of a simple visual response in ants. AROB-ISBC-SWARM 2024, OS23-1
  7. 納富祐典, 並木重宏, 神崎亮平, 土畑重人, Haupt 周一 Stephan (2024) シンプルな視覚ランドマークに対する文脈依存的なアリの行動選択. C03-02, 第71回日本生態学会大会 横浜
  8. Yusuke Notomi, Shigeto Dobata, Ryohei Kanzaki, Shigehiro Namiki, Stephan Shuichi Haupt (2024) Factors determining the expression of a simple visual response, beacon-aiming, in ants. ICE2024, P1007
  9. 納富祐典 (2024) 視覚ランドマークに対するアリの反応の種間比較および文脈に応じた行動変化. 日本蟻類研究会 香川大会
  10. Yusuke Notomi, Shigeto Dobata (2024) Efficient and optimized two-step top-down pose estimation method for small animals. SWARM2024, OS5-2338
  11. Yusuke Notomi, Shigeto Dobata (2024) Hybrid top-down behavioral tracking using UMATracker and DeepLabCut. 日本比較生理生化学会 第46回名古屋大会 P1-27 会長賞

講演

  1. 学振セミナー 2022秋 生化学会若い研究者の会主催 講師(招待講演)
  2. 社会性昆虫勉強会 (2024) 視覚的接近反応Beacon-aimingに関するアリ個体の意思決定とシステム行動学(招待講演)

主催イベント

  1. 日本比較生理生化学会若手の会主催 第一回 次世代インセクト・フロンティア研究会 東京大学(2022)
  2. 日本比較生理生化学会若手の会主催 高知大会 意見交流会(2022)
  3. 日本比較生理生化学会若手の会主催 第二回 次世代インセクト・フロンティア研究会 名古屋大学(2023)
  4. 日本動物行動学会 第42回大会 「動物行動の総合的理解に向けて: メカニズムの帰還」山脇兆史, 中田兼介, 日本比較生理生化学会若手の会(代表: 納富祐典)ラウンドテーブル R-05 京都大学(2023)
  5. 日本比較生理生化学会若手の会主催 大阪大会 合宿&意見交流会(2023)
  6. 第43回 進化生態こまば教室「進化生態スペシャルセミナー」水元惟暁, 久本峻平 東京大学 (2023)
  7. 第44回 進化生態こまば教室「進化生態スペシャルセミナー」佐々木崇夫, 西海望 東京大学 (2023)
  8. 第45回 行動進化生態こまば教室「シン・社会性」寺尾 勘太,植松 圭吾 東京大学 (2023)
  9. 第46回 行動進化生態こまば教室 Chin-Cheng Scotty Yang 東京大学 (2024)
  10. SWARM2024 OS “Systems Ethology: Toward Elucidating the Design Principles of Animal Behavior”. Organizers: Yusuke Notomi, Hayato M Yamanouchi, Ryoya Tanaka, Shumpei Hisamoto, OS5. (2024)
  11. 日本比較生理生化学会若手の会主催 名古屋大会 意見交流会(2024)
  12. 第47回 行動進化生態こまば教室 大崎遥花 東京大学 (2024)
  13. 第48回 行動進化生態こまば教室 藤岡春菜 東京大学 (2024)
  14. 第49回 行動進化生態こまば教室 「第一回 システム行動学スペシャルセミナー」西森拓, 﨑山朋子, 森山徹 東京大学 (2024)

支援金ほか採用実績

  1. 昭和池田記念財団 2022年度 一般奨学生(給付)
  2. 日本学生支援機構大学院第一種奨学金 返還全額免除
  3. 公益信託進化学振興木村資生基金 講演会・セミナー等開催費用助成金 (2024) 「システム行動学(Systems Ethology)への招待」納富祐典

その他の研究発表・出版物

  1. 納富祐典(2022)「アリはナビゲーション研究の魅力的なモデルである」比較生理生化学 39 (1): 63-64.
  2. 納富祐典(2022)「若手研究者交流会『インセクト・フロンティア』を主催して」比較生理生化学 39 (3): 170.
  3. 東京大学先端科学技術研究センター 先端教育アウトリーチラボ 森晶子 編, AEO学生アフィリエイト(2023)「共創する教育~皆が主役になる次世代育成の実践~」デザインエッグ社 第4章 執筆
  4. 納富祐典(2023)「発表論文賞 受賞者『喜びの声』~日本比較生理生化学会第44回大会~ 会長賞」比較生理生化学 40 (1). 27
  5. 納富祐典(2022)「様々なアリ種を対象とした比較認知行動研究」 第一回 次世代インセクト・フロンティア研究会 東京大学
  6. 納富祐典(2023)「アリ視覚認知行動とその定量解析」 第二回 次世代インセクト・フロンティア研究会 名古屋大学
  7. 納富祐典(2023)「日本動物行動学会 第42回大会 日本比較生理生化学会若手の会 共催出張ラウンドテーブル企画[『動物行動の総合的理解に向けて:メカニズムの帰還』を主催して」比較生理生化学 40 (3).
  8. 納富祐典(2024)「陸上と水上におけるアリの意思決定戦略」 東京大学総合文化研究科 生物部会 夏の交流会
  9. *Hayayo M Yamanouchi, *Yusuke Notomi, Ryoya Tanaka, Shumpei Hisamoto, Shigeto Dobata (2024) Toward Understanding the Principles of Animal Behaviors: Systems Ethology., The 8th International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics 2024, Best Student Paper Award

謝辞掲載

  1. Terutsuki D, Uchida T, Fukui C, Sukekawa Y, Okamoto Y, Kanzaki R (2021) Electroantennography-based bio-hybrid odor-detecting drone using silkmoth antennae for odor source localization. Journal of Visualized Experiments 174: e62895.
    DOI: 10.3791/62895

デザイン・編集

  1. 比較生理生化学(2022)39 (1).
  2. 比較生理生化学(2022)39 (2).
  3. 比較生理生化学(2022)39 (3).
  4. 比較生理生化学(2023)40 (1).
  5. 日本比較生理生化学会 若手の会 HP制作・運営(2022~)
    https://jscpb-younger.org
  6. 東京大学 先端教育アウトリーチラボ HP運営(2022~)
    https://aeo.rcast.u-tokyo.ac.jp
  7. 2022年度 先端ユースアカデミー 広告ポスター制作(2022)
  8. 2023年度 先端ユースアカデミー 広告ポスター制作(2023)
  9. 2023年度 放課後トーク 広告ポスター制作(2023)
  10. 第一回 次世代インセクト・フロンティア研究会 広告ポスター制作(2022)
  11. 第二回 次世代インセクト・フロンティア研究会 広告ポスター制作(2023)
    https://jscpb-younger.org/insect-frontier

写真提供

  1. Terutsuki D, Uchida T, Fukui C, Sukekawa Y, Okamoto Y, Kanzaki R (2021) Electroantennography-based bio-hybrid odor-detecting drone using silkmoth antennae for odor source localization. Journal of Visualized Experiments 174: e62895.
    DOI: 10.3791/62895 ― Fig. 1A, Fig. 2A, B, C, Fig. 3A